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SDGs推進応援保証制度の活用を考えてみた!(東京信用保証協会)

知らないと損!あなたの事業が「SDGs」になり保証料が下がる方法
「SDGsなんて、うちみたいな中小企業には関係ない大企業の話だろ?」
「融資の保証料、少しでも安くならないものか…」
「自社の魅力を銀行にうまく伝えられず、もどかしい思いをしている」
もし社長がこのように感じているなら、大きなチャンスを逃しているかもしれません。
実は、日頃の真面目な事業活動そのものが「SDGs」と認められ信用保証協会の融資を有利に進める切り札になるのです。
この記事を読めば具体的な活用法が分かり、自信を持って有利な資金調達を実現できます。

1.「SDGs保証」とは?元銀行員が語る本当の価値

今回ご紹介するのは、東京都信用保証協会が提供する「SDGs推進応援保証制度(通称:SDGs保証)」です。
この制度の本質は、単に保証料が割引になることではありません。
この制度の本当の価値は、自社の事業活動に「SDGs」という付加価値のラベルを貼り、銀行からの評価を格段に高めることができる点にあります。
銀行員は、社会課題の解決に貢献する企業を「将来性があり、応援すべき企業」と見ています。
この制度を使えば、社長の想いを形にし、融資担当者に「この会社は先を見ているな」と一目置かせることができるのです。

2.融資制度の概要:どんな制度なのか?

まずは、この制度の基本的な内容を下の表で確認しましょう。
保証料の割引だけでなく、使い勝手の良さも魅力です。

項目 内容
制度の目的 SDGsに賛同し、社会課題の解決や未来の実現に取り組む中小企業を応援する
最大のメリット 通常の保証料率から15%割引が適用される
融資限度額 3,000万円
資金の使いみち 運転資金・設備資金
利用期間 7年以内(うち据置期間1年以内)
融資利率 各金融機関が定める利率
対象 SDGsに賛同し、関連する取り組みを行う(またはこれから行う)中小企業

(参照:東京信用保証協会「SDGs推進応援保証制度」リーフレット)

3.あなたの事業はどれ?意外と身近なSDGsの17目標

「そうは言っても、うちは特別なことは何もしていない…」と感じるかもしれません。
しかし、それは大きな誤解です。
この制度の素晴らしい点は、対象となる取り組みの範囲が非常に広いことです。
SDGsの17の目標を見てください。
あなたの事業活動が、どれか一つにでも関連している可能性は非常に高いのです。

目標 あなたの会社の取り組み(ほんの一例です)
8. 働きがいも経済成長も 従業員のスキルアップ研修、残業削減、有給休暇の取得推進
11. 住み続けられるまちづくりを 地域のイベントへの協賛、地元の清掃活動への参加、地産地消
12. つくる責任つかう責任 食品ロスの削減、梱包材の簡素化、リサイクル活動、ペーパーレス化
3. すべての人に健康と福祉を 従業員の健康診断の費用補助、ストレスチェックの実施
5. ジェンダー平等を実現しよう 女性管理職の登用、男女同一賃金、産休・育休制度の整備

いかがでしょうか。
これらは特別なことではなく、多くの経営者様が「当たり前だ」と思って日々実践していることのはずです。
その「当たり前」が、実は立派なSDGs活動として評価されるのです。

4.【事例で学ぶ】SDGs保証 活用の成否を分けた「伝え方」

同じ取り組みでも、「伝え方」一つで融資審査の結果は大きく変わります。

【成功事例①】年商5,000万円の飲食店A社
融資希望額 新メニュー開発と広告宣伝費として運転資金300万円
アピールしたSDGs目標 12番(食品ロス削減)と11番(地産地消)
結果 希望額300万円を「SDGs保証」で調達成功!
評価されたポイント ①事業計画書で「規格外野菜を積極的に仕入れ、スープやソースに活用することで食品ロス削減に貢献。これが原価低減にも繋がる」と具体的に説明。
②地元の農家と連携している様子を写真付きで資料化し「地域経済の活性化」というストーリーを明確に示した。

《融資の視点》
A社の勝因は、SDGsへの取り組みが「社会貢献」と「自社の利益」の両方に繋がっていることを論理的に説明できた点です。
これは銀行が最も好むストーリーです。単なる理想論ではなく、事業として持続可能であることを証明しました。

【成功事例②】従業員20名のIT企業B社
融資希望額 サーバー増強のための設備資金500万円
アピールしたSDGs目標 8番(働きがい)と13番(気候変動)
結果 希望額500万円の融資を「SDGs保証」で獲得!
評価されたポイント ①テレワーク制度の導入実績と、それによる従業員満足度の向上(アンケート結果を提示)をアピール。
②契約書の電子化やクラウド活用によるペーパーレス化の推進状況を具体的な削減枚数で示し、環境負荷低減への貢献を数値で証明した。

《融資の視点》
B社は、目に見えにくい取り組みを「数値化」「見える化」することに成功しました。
融資担当者は、感覚的な話よりも客観的なデータや実績を好みます。
「なんとなくやっています」ではなく「これだけの実績があります」と示せることが、信頼を勝ち取る上で決定的な差になります。

【失敗事例】年商1億円の建設会社C社
融資希望額 運転資金1,000万円
アピールしたSDGs目標 不明確
結果 「SDGs保証」は適用されず、通常の保証審査となった。
問題視されたポイント ①申込書にチェックを入れただけで、面談で「具体的にどんな取り組みを?」と聞かれ、「まあ、色々やっていますよ」と曖昧な返答に終始した。
②自社の事業が17目標のどれに該当するのか、社長自身が全く理解していなかった。

《融資の視点》
C社の失敗は、「とりあえず申し込めば割引になる」という安易な考えにありました。
この制度は、自社の取り組みを再発見し、未来のビジョンとして語るためのツールです。社長自身がその価値を理解していなければ、担当者の心を動かすことはできません。

5.我が社のSDGsを発見し、アピールするチェックリスト

では、どうすれば自社の取り組みを効果的にアピールできるのでしょうか。
このチェックリストを使って、面談に備えましょう。

(1)我が社の「隠れSDGs」発見チェックリスト

まずは自社の活動を棚卸ししてみましょう。
一つでも当てはまれば、それは立派なアピール材料です。

チェック 取り組みの例 関連するSDGs目標
従業員の健康診断を会社負担で実施している 3. 健康と福祉を
資格取得支援や外部研修への参加を奨励している 4. 質の高い教育を
 □ 女性や高齢者が働きやすいシフトや環境を整えている 5. ジェンダー平等, 8. 働きがい
LED照明への切り替えや節電を呼びかけている 7. エネルギー
ホームページやSNSで、自社の取り組みを発信している 17. パートナーシップ
材料の廃棄を減らす工夫や、リサイクルに取り組んでいる 12. つくる責任
(2)事業計画書への「SDGsアピール」記載例

見つけた取り組みを、事業計画書に盛り込みましょう。以下はその一例です。

【記載例:当社のSDGsへの取り組みについて】

当社は、SDGsの目標達成に貢献すべく、以下の取り組みを推進しております。

(1)働きがいのある職場づくり(目標8)
全従業員を対象とした定期的な1on1ミーティングの実施や、残業時間の前年比10%削減により、従業員エンゲージメントの向上を図っております。これが生産性向上と離職率低下に繋がり、安定した事業運営の基盤となっております。

(2)つくる責任・つかう責任(目標12)
製造過程で発生する端材を〇〇に再利用することで、廃棄率を前年比で5%削減いたしました。これは環境負荷の低減のみならず、年間約△△円のコスト削減にも貢献しております。

6.まとめ:日々の取り組みを、未来への投資ストーリーに変えるために

最後に、この記事の最も重要なポイントを振り返ります。

(1)東京信用保証協会の「SDGs保証」は、保証料が割引になるだけでなく、銀行からの企業評価を高める絶好の機会です。
(2)「特別なこと」は不要。日々の真面目な事業活動の中に、SDGsに繋がるヒントが必ず隠されています。
(3)自社の取り組みが、どのSDGs目標に関連するのかを社長自身が理解し、語れることが重要です。
(4)「やっている」という事実を、数値や実績などの客観的なデータで証明することで、説得力が格段に増します。
(5)社会貢献と自社の利益がどう結びつくのか、そのストーリーを事業計画書で明確に示しましょう。
(6)この制度は、自社の強みを再認識し、未来に向けた経営ビジョンを銀行に示すための戦略的なツールです。

社長が従業員や地域、環境を思って行っている日々の努力は、決して自己満足ではありません。
それは会社の価値を高め、未来の資金繰りを支える力強い礎となるのです。

7.次のアクションプラン

この記事を読んで「うちの会社もSDGsに取り組んでいるかもしれない」と感じた社長様。
早速、今日から以下の3つのアクションを始めてみましょう。

(1)本記事の「隠れSDGs発見チェックリスト」を使って、自社の活動を社員と一緒に洗い出してみる。
(2)見つけ出した取り組みを、「事業計画書への記載例」を参考にA4一枚の紙にまとめてみる。
(3)まとめた資料を持って、取引銀行の融資担当者に「SDGs保証という制度について相談したい」と連絡してみる。

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