資金繰りの不安、解消しませんか?借入一本化で今こそ経営を安定化!
新型コロナウイルス関連融資の返済が始まり、円安や原材料価格の高騰も重なる中、中小企業の経営者にとって資金繰りは常に頭の痛い問題です。 資金調達が必要な時、安易に新規の借入を重ねていませんか?
実は、複数の借入を抱えている場合、借入を一本化 することで、月々の返済負担を軽減できるだけでなく、新たな資金調達も可能になる場合があります。
借入一本化とは、複数の借入を新しい1つの借入にまとめる方法です。
【借入一本化のメリット】
①返済負担を軽減:金利条件の見直しや返済期間の延長により、月々の返済額を減らすことが可能になります。
②資金管理をシンプルに:複数の借入先への返済を一元化することで、管理の手間を削減できます。
③新規資金の調達:借入条件によっては、借換と同時に新規の資金調達も可能です。
信用保証協会の保証付き融資を複数利用している場合や、毎月の返済額が負担になっている場合は、借入一本化が有効な手段となりえます。
返済が厳しいからといって、安易にリスケジュールを選択してしまうと、信用情報に影響を及ぼし、その後の資金調達が難しくなる可能性があります。
厳しい経営環境が続く今だからこそ、借入一本化を検討し、資金繰り改善、そして事業の安定化を目指しましょう。
この記事では、借入一本化の仕組みやメリット、注意点などを詳しく解説します。資金繰りの負担軽減や事業計画の見直しに役立つ情報が満載ですので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事に関する目次
1.借換保証制度とは?
借換保証制度とは、信用保証協会の保証が付いた既存の借入金(既往の借入金)を、 新たな保証付きの借入金で返済する制度です。
難しい言葉を使わずに言い換えると、現在利用中の借入を、より有利な条件の新しい借入に 「おまとめ」することができる制度と言えるでしょう。
(1)借換保証制度を利用するメリット
①毎月の返済額を減らせる!
・返済期間を延長することで、月々の返済額を減らすことができます。
②複数の借入を一括管理!
・複数の金融機関からの借入を一本化することで、返済先が一箇所にまとまり、管理が楽になります。
③金利負担を軽減できる可能性も!
・現在の借入よりも低い金利の借入にまとめることで、返済総額を抑えられる可能性があります。
(2)こんな経営者におすすめ!
* 信用保証協会の保証付き融資を2つ以上利用している
* 毎月の返済額が負担になっている
* 返済期間が短く、資金繰りが厳しい
* 複数の金融機関からの借入があり、管理が煩雑になっている
(3)具体例
例えば、飲食店を経営するB社長は、3年前に設備資金として借り入れた500万円(残債300万円)と、運転資金として1年前に借り入れた300万円(残債280万円)の、合計2つの保証付き融資を抱えていました。どちらも返済期間は5年で、毎月の返済額は合計で約10万円にのぼり、資金繰りを圧迫していました。
そこで、B社長は借換保証制度を利用し、2つの借入を一本化し、返済期間を7年の新たな借入にまとめることにしました。その結果、月々の返済額は約7万円にまで減り、資金繰りに余裕が生まれ、新たなメニュー開発に取り組む資金を確保することができました。
借換保証制度は、このように、中小企業の資金繰り改善を力強くサポートしてくれる制度なのです。
2.借入の一本化とは?
借入の一本化とは、複数の借入を 1つの新しい借入にまとめる ことです。 複数の借入をまとめて管理することで、毎月の返済管理をシンプルにし、資金繰りの見通しをクリアにする効果があります。
イメージとしては、複数のクレジットカードの残高をまとめて、1枚のカードにまとめるようなものです。
(1)借入一本化のメリット
①返済管理が楽になる! 返済日がバラバラだった複数の借入を一本化することで、返済忘れを防ぎ、管理の手間を大幅に減らすことができます。
②返済負担を軽減できる可能性も! 金利条件の見直しや返済期間の延長によって、毎月の返済額を減らせる可能性があります。
③新たな資金調達も! 借入条件によっては、一本化する際に追加融資を受け、新たな事業資金を調達することも可能です。
(2)具体例
例えば、製造業を営むC社長は、設備資金として借り入れた借入金や、運転資金として借り入れた借入金など、合計3つの借入を抱えていました。 毎月の返済日はバラバラで、金額もそれぞれ異なるため、返済管理に頭を悩ませていました。
そこでC社長は、借入の一本化を決断。3つの借入をまとめて、新しい1つの借入にまとめました。 その結果、返済日が1つにまとまり、管理が格段に楽になっただけでなく、金利条件も見直しができたため、毎月の返済額を減らすこともできました。
このように、借入の一本化は、資金繰りの効率化、そして経営の安定化に大きく貢献してくれるのです。
3.借入一本化で資金繰り改善!メリット・デメリット、注意点をわかりやすく解説
資金繰りの改善策として注目を集める「借入一本化」。
しかし、
・「メリットはわかるけど、具体的にどんな良いことがあるの?」
・「デメリットや注意点は?」
と疑問を持つ経営者の方も多いのではないでしょうか。
(1)借入一本化で得られる2つのメリット
借入一本化には、大きく分けて2つのメリットがあります。
①資金繰り改善と新規投資を同時に実現
借入一本化は、単に返済負担を減らすだけではありません。
借換と同時に新たな事業資金を調達することで資金繰り改善と新規投資を同時に実現することが可能になります。
【事例】
例えば、カフェを経営するD社長は、店舗改装資金として借り入れた300万円と、運転資金として借り入れた200万円の、合計2つの借入を抱えていました。
D社長は、借入一本化によってこの2つの借入をまとめ、返済期間を延長することで月々の返済額を減らしつつ、さらに追加融資を受けて、カフェのテラス席設置費用をまかないました。
その結果、D社長は、借入一本化によって資金繰りに余裕を作りながら、新たな投資によって集客アップにも繋げることができたのです。
②面倒な返済管理をシンプルに!
複数の借入があると、それぞれの返済期日や金額を管理するのが大変です。
借入一本化によって返済先が一本化されれば、こうした面倒な管理業務を大幅に削減することができます。
(2)知っておきたい注意点
借入一本化には、多くのメリットがある一方、事前に知っておくべき注意点もいくつかあります。
①保証料が発生する場合がある
・ 信用保証協会の保証を利用した借入の場合、借換の際に新たな保証料が発生することがあります。
②全ての借入が一本化できるわけではない
・ 借入の種類や保証制度によっては、一本化ができない場合があります。
借入一本化は、資金繰り改善や事業拡大の有効な手段になりえます。
メリット・デメリット、注意点をよく理解した上で、検討を進めていきましょう。
5.参考事例
(1)新たに資金調達を行い、毎月の返済負担を減額の場合
①現在の借入状況
・借入残高7,500千円(残債期間:2.5年)
※当初借入額:15,000千円・返済期間:5年(60回払)、毎月返済額:250千円
②借換検討内容
・借入残高7,500千円に必要資金7,500千円を加えた15,000千円に増額し、更に返済期間を7年(84回払)で借換え。
③借換え後の借入状況
・借入残高15,000千円(7年84回払) 毎月返済178千円
④効果
※必要資金7,500千円を調達し、毎月72千円(年間864千円)の返済負担を抑えることが可能。
(従前:毎月返済250千円→借換後返済178千円)
(2)新たに資金調達を行い、毎月の返済負担は少額で収まる場合
①現在の借入状況
・借入残高7,500千円(残債期間:2.5年)
※当初借入額:15,000千円・返済期間:5年(60回払)、毎月返済額:250千円
②借換検討内容
・借入残高7,500千円に必要資金15,000千円を加えた22,500千円(7年84回払)で借換え。
③借換え後の借入状況
・借入残高22,500千円(7年84回払) 毎月返済267千円
④効果
・毎月の返済負担を大幅に増やすことなく、必要資金15,000千円の調達が可能。
※必要資金15,000千円を調達しても返済負担額は267千円−250千円=17千円/月の増加
(3)新たに資金調達を行い、一定期間返済を据え置いた後、毎月返済負担額が多くなる場合
①現在の借入状況
・借入残高7,500千円(残債期間:2.5年)
※当初借入額:15,000千円・返済期間:5年(60回払)、毎月返済額:250千円
②借換検討内容
・借入残高7,500千円に必要資金15,000千円を加えた22,500千円(1年据置、6年72回払)で借換え。
③借換え後の借入状況
・借入残高22,500千円(1年据置・6年72回払) 毎月返済312千円(2年目以降)
④効果
必要資金15,000千円を調達し、1年間返済を据え置いた後、2年目以降の返済負担は毎月62千円(年間124千円)負担増加にはなりますが、1年間の据置期間があることでその期間は利息のみの負担になりますので資金繰りに安心した事業運営が可能になります。
(4)数本ある借入を一本化し、毎月の返済負担を軽減したい場合
①現在の借入状況
・借入残高:4,284千円(残債期間:3年)
※当初借入額:10,000千円・返済期間:7年 (84回払) 毎月返済119千円
・借入残高:7,140千円(残債期間:5年)
※当初借入額:10,000千円・返済期間:7年 (84回払) 毎月返済119千円
・借入残高:16,032千円(残債期間:8年)
※当初借入額:20,000千円・返済期間:10年(120回払) 毎月返済167千円
合:27,456千円(毎月返済405千円)
②借換検討内容
3口の借入残高合計27,456千円を28,000千円(10年120回払)で借換え。
③借換え後の借入状況
・借入残高28,000千円(10年120回払) 毎月返済233千円
④効果
借入の1本化(1口にまとめる)を行い、返済期間を長期にすることで毎月の返済負担が172千円(年間2,064千円)の軽減になります。
6.リスケジュールは万能薬ではない!借入一本化との違い、メリット・デメリットを徹底解説
資金繰りが苦しくなった時、まず思い浮かぶのが「リスケジュール」という選択肢ではないでしょうか。
リスケジュールとは、文字通り返済のスケジュールを調整することで、一時的に資金繰りの負担を軽減する救済措置です。
しかし、リスケジュールはあくまで一時的な対応であり、根本的な解決策にはならないケースも少なくありません。
今回は、リスケジュールと借入一本化の違いを明確にしながら、それぞれのメリット・デメリット、注意点について詳しく解説していきます。
(1)リスケジュールとは? 3つの方法
リスケジュールには、主に以下の3つの方法があります。
①支払い猶予
・一定期間、元金返済や利息支払いを猶予してもらう方法です。
※業績の回復が見込めるものの、一時的に資金繰りが悪化している場合に有効です。
②返済金額の変更
・毎月の返済額を減額してもらう方法です。
※返済期間は長くなりますが、毎月の返済負担を軽減できます。
③返済期間の延長
・返済期間を延長することで、月々の返済額を減らす方法です。
※毎月の返済負担は軽減されますが、返済総額は増える可能性があります。
(2)リスケジュールと借入一本化の違い
どちらも資金繰りの負担を軽減する手段ですが、大きな違いがあります。
【リスケジュール】既存の借入条件を変更することで、 一時的に返済負担を軽減する
【借入一本化(借換)】複数の借入を1つにまとめたり、より有利な条件の借入に借り換えることで中長期的に返済負担を軽減する
(3)リスケジュールのメリット・デメリット
①メリット
・短期的には資金繰りの負担を軽減できる
②デメリット
・新規の借入が難しくなる
・事業再建計画などを作成する手間がかかる
・定期的に金融機関に事業状況の説明をおこなう手間がかかる
・原則、既存借入金融機関全行に対しリスケジュールの申出を行うなど手続きが手間
・保証料など追加費用負担が発生する可能性がある
・金利負担が増える可能性がある
(4)注意点
・安易にリスケジュールを繰り返さない
・金融機関との信頼関係を大切に
・リスケジュール後を見据えた経営改善計画を
(5)リスケジュールではなく、借入一本化を検討すべきケース
①複数の借入があり、管理が煩雑になっている
②高金利の借入があり、金利負担が大きい
③中長期的な視点で、返済計画を見直したい
資金繰りが厳しい時こそ、目先の対応に追われるのではなく、中長期的な視点で最適な方法を選択することが大切です。
リスケジュールは一時的な救済措置としては有効ですが、根本的な解決にならない場合もあります。
7.まとめ|資金繰り、もう悩まない!借入一本化で不況を乗り切る!
新型コロナウイルス感染症の影響以降も、円安や資源価格の高騰など、中小企業を取り巻く経済環境は依然として厳しい状況です。
資金繰りに不安を抱え、「このままでは事業の継続が難しい…」と感じている経営者の方も少なくないのではないでしょうか?
新たな設備投資や運転資金の確保など、資金調達が必要な場面でも、「借入を増やせば返済がさらに苦しくなる…」と、ためらってしまうかもしれません。
しかし、そんな時こそ検討したいのが「借入一本化」です。
(1)借入一本化で得られる3つのメリット
①返済負担の軽減 金利条件の見直しや返済期間の延長などにより、月々の返済額を減らせる可能性があります。
②資金繰りの見通しがクリアに! 複数の借入をまとめて管理することで、返済計画が立てやすくなり、資金繰りの見通しが良くなります。
③新規の資金調達も可能に! 借入一本化を機に、新たな設備資金や運転資金を調達できる可能性もあります。
(2)借入一本化はこんな経営者におすすめ!
①複数の金融機関から借入をしている
②毎月の返済額が負担になっている
③低金利の借入にまとめたい
④返済期間を延長したい
⑤新たな資金調達が必要
(3)取引金融機関に相談してみよう!
借入一本化は、専門知識を持った金融機関の担当者に相談することが重要です。
ぜひ、あなたの会社の状況や希望をしっかりと伝え、最適な方法を検討してみてください。
借入一本化を有効活用することで、この厳しい経済状況を乗り越え、さらなる事業成長を目指しましょう。
資金繰りが厳しく、資金調達の準備が必要、自社に合った融資制度を知りたい、
手続きが難しそうで進める自信がないなど
元銀行員が融資獲得まで
サポートします!
- 資金繰りが厳しく、資金調達の準備をしなければ心配。
- 自分に合った融資制度を知りたい。
- 手続きはが難しそうで、自分ではなかなか進められない。
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