資金ショート寸前を回避!銀行NGでも道を拓く「ビジネスローン」という選択肢。元銀行員が教える賢い使い方

「また銀行に融資を断られた…」「急な資金需要にどう対応すれば・・・」と頭を抱えていませんか?
銀行の扉が閉ざされても、経営を諦める必要はありません。
この記事を読めば、銀行以外の選択肢である「ビジネスローン」の賢い使い方と審査の勘所が分かります。
自信を持って資金調達に臨み、会社の未来を切り拓きましょう。
この記事に関する目次
1.銀行融資だけが全てではない!なぜ今、ビジネスローンが経営者の選択肢になるのか?
近年、銀行の審査はより慎重になる傾向があり、決算書の内容だけで判断され、事業の将来性や経営者の熱意が届きにくい場面も増えました。
ここで選択肢となるのが、ノンバンクが提供するビジネスローンです。
銀行融資とは審査の視点もスピード感も全く異なります。
「銀行がダメだったから」と落ち込む前に、まずはその違いを正しく理解することが重要です。
2.銀行融資とビジネスローンの根本的な違い
| 比較項目 | 銀行融資 | ビジネスローン(ノンバンク) |
| 審査スピード | 3週間~1ヶ月以上 | 最短即日〜数日 |
| 金利 | 低い(年1%〜4%程度) | 高い(年3%〜18%程度) |
| 担保・保証人 | 求められることが多い | 原則不要な商品が多い |
| 審査の視点 | 過去の実績(決算書)、財務の安定性 | 現在の返済能力、事業の将来性 |
| 資金使途 | 設備資金、運転資金など明確な目的が必要 | 原則自由な商品が多い |
| 手続き | 対面での面談、多数の書類が必要 | WEB完結、来店不要な場合が多い |
3.ビジネスローンのメリット・デメリット
ビジネスローンは、いざという時に頼りになる存在ですが、「魔法の杖」ではありません。
メリットとデメリットを天秤にかけ、冷静に判断することが経営者には求められます。
(1)メリット:スピードと柔軟性が最大の武器
①圧倒的なスピード感:最大のメリットは、何と言っても融資実行までの速さです。「来週までに仕入れ代金が払えない」「急な大型受注で人件費が足りない」といった、銀行では到底間に合わない緊急事態に対応できます。
②原則、無担保・無保証:不動産などの担保や保証人を用意する必要がない商品が多く、特に創業期や資産の少ない中小企業にとっては大きなメリットです。
③資金使途の自由度:運転資金、つなぎ資金、納税資金など、比較的自由に使える商品が多いのも特徴です。
④手続きの手軽さ:WEBや郵送で手続きが完結するものが多く、多忙な経営者の時間を奪いません。
(2)デメリット:知っておくべきリスクと注意点
①金利の高さ:銀行融資に比べ、金利は高く設定されています。これは、無担保・スピーディーな審査というリスクを金融機関側が負っているためです。安易な利用は、後々の資金繰りを確実に圧迫します。
②安易な利用は命取り:手軽さゆえに「とりあえず借りておこう」と利用すると、返済に追われて本来の事業に集中できなくなる本末転倒な事態に陥ります。あくまで「緊急時のつなぎ資金」と割り切る覚悟が必要です。
4.具体的な選択肢としての「AGビジネスサポート」ビジネスローン
では、具体的にどのような商品があるのか。
銀行や日本政策金融公庫からの融資が難しかった場合の選択肢として、アイフルグループの「AGビジネスサポート」が提供する事業者向けローンは、多くの経営者に利用されています。
(1)2つの商品プランを徹底比較!あなたの会社に合うのはどっち?
AGビジネスサポートには、主に「ビジネスローン」と「カードローン」の2つの商品があります。それぞれの特徴を理解し、自社の状況に合わせて選びましょう。
| 項目 | ビジネスローン | カードローン |
| 融資額 | 50万円~1,000万円 | 1万円~1,000万円(新規は500万円迄) |
| 金利(実質年率) | 3.1%~18.0% | 5.0%~18.0% |
| 返済方式 | 元利均等返済 / 元金一括返済 | 元金定率リボルビング返済 |
| 向いているケース | 事業拡大など、まとまった資金を一括で調達したい。計画的に返済を進めたい。 | 急な入用など、少額の資金を繰り返し利用したい。限度額の範囲で自由に出し入れしたい。 | |
※参照: AGビジネスサポート公式サイト
まとまった設備投資や納税資金なら「ビジネスローン」、急な仕入れや短期のつなぎ資金なら「カードローン」といった使い分けが考えられます。
5.審査の流れと必要書類
審査は以下の流れで進みます。スピーディーですが、各ステップでしっかり準備することが重要です。
(1)お申し込み:公式サイトの申込フォームから必要事項を入力。
(2)仮審査:入力内容に基づき仮審査。結果が電話やメールで連絡されます。
(3)必要書類の提出:担当者から連絡があり、必要書類をメールやFAXで提出します。
(4)本審査:提出書類に基づき本審査が行われます。ここが正念場です。
(5)契約・融資実行:審査に通れば契約手続きを経て、融資が実行されます。
【必要書類】(事前に準備しておきましょう)
(1)法人:代表者の本人確認書類、決算書(通常2期分)
(2)個人事業主:本人確認書類、確定申告書、事業内容確認書(所定様式)
【元銀行員だから話せる審査の裏側】
ノンバンクの審査では、決算書が赤字でも即NGとはなりません。
彼らが見ているのは「今の事業がちゃんと回っているか」「この融資で事業が好転し、返済原資を生み出せるか」という点です。
そのため、決算書と合わせて提出する直近の月次試算表や、事業の状況を説明する事業内容確認書が極めて重要になります。
6.融資の成否を分ける!ビジネスローン審査のリアル
【成功事例①】急な大型受注に対応(年商5,000万円 ITサービス業 A社)
| 状況 | 大手からの大型案件受注でサーバー増強と外注費として急遽300万円が必要に。銀行では稟議に2週間かかると言われ、機会損失を避けるためビジネスローンを検討。 |
| 融資希望額 | 300万円 |
| 結果 | 申込から3日で希望額の融資実行 |
| 評価されたポイント | 申込時に、受注契約書(見込み)の写しを添付し、「なぜ今この資金が必要か」を明確に示しました。さらに、入金サイクルから逆算した具体的な返済計画を提示したことで、返済能力への信頼性が高まりました。 |
【成功事例②】納税資金の確保(年商3,000万円 飲食業 B社)
| 状況 | 前期は赤字だったが、テイクアウト強化で直近3ヶ月は黒字化。消費税の中間納付200万円が迫り、銀行からは赤字決算を理由に難色を示された。 |
| 融資希望額 | 200万円 |
| 結果 | 希望額満額を調達 |
| 評価されたポイント | 決算書だけでなく、直近の月次試算表と売上データを提出。「V字回復」している現状を客観的な数字でアピールしました。「あくまで短期的な納税資金であり、今後の売上で十分返済可能である」というストーリーを明確に伝えられたことが勝因。 |
【失敗事例】事業計画が曖昧(年商2,000万円 小売業 C社)
| 状況 | ネットショップを運営。運転資金として500万円を希望。 |
| 融資希望額 | 500万円 |
| 結果 | 審査否決。 |
| 問題視されたポイント | 資金使途欄に「運転資金」とだけ記入し、具体的な内訳が不明。電話でのヒアリングでも「何をどれだけ仕入れ、広告にいくら使い、結果いくら売上が増えるのか」を全く答えられませんでした。これは計画性の欠如とみなされ、経営者の計数管理能力そのものに疑問符がついた典型的な例です。 |
7.ビジネスローン申込前のセルフチェックリスト
勢いで申し込む前に、一度立ち止まってください。以下の準備が融資の可能性を大きく左右します。
□:資金使途と必要額は1円単位で説明できるか?(「運転資金」はNGワード)
□:具体的な返済計画(返済原資)を立てているか?(希望的観測ではなく、現実的な売上予測に基づいているか)
□:直近の月次試算表は準備できているか?(黒字なら強力なアピール材料になる)
□:税金や社会保険料の未納はないか?(これは一発アウトになりかねない重要項目です)
□:複数のノンバンクに同時に申し込んでいないか?(「申込ブラック」とみなされ、どこからも借りられなくなります)
8.想定問答集:これだけは答えられるようにしておこう!
審査担当者からの電話では、以下のような質問が来ることがあります。明確に答えられるように準備しておきましょう。
Q1.「なぜ、この金額が必要なのですか?」
A1.「はい、新規受注に伴う仕入代金として200万円、追加の広告宣伝費として100万円、合計300万円が必要です。内訳は資料にまとめております。」
Q2.「なぜ銀行ではなく、当社にお申し込みを?」
A2.「来週に迫った支払いに対応する必要があり、銀行の審査では間に合わないため、スピードを重視しております。」
Q3.「今後の返済はどのように計画していますか?」
A3.「今回の融資で獲得する案件の売上が2ヶ月後に入金される予定です。そこから毎月〇〇万円を返済に充てる計画で、弊社のキャッシュフロー上、無理のない範囲です。」
9.ビジネスローンとの賢い付き合い方
最後に、これだけは肝に銘じてください。ビジネスローンは、あくまで「時間を買う」ためのツールです。
(1)「つなぎ資金」「緊急資金」と割り切る
高金利の借入を長期間続けるのは賢明ではありません。公的融資が下りるまで、売掛金が入金されるまで、といった「ブリッジファイナンス」としての利用を徹底しましょう。
(2)利用は短期・少額が鉄則
必要最低限の金額を、最短期間で返済する計画を立ててください。
(3)財務体質が改善したら銀行融資へ
ビジネスローンで急場をしのぎ、事業が軌道に乗ったら、必ず金利の低い銀行融資への借り換えを検討しましょう。
資金調達は経営者の重要な仕事ですが孤独な戦いでもあります。
正しい知識を武器に、冷静かつ戦略的に乗り越えていきましょう。
10.まとめ:この記事のポイント
(1)銀行融資を断られても、ノンバンクのビジネスローンという選択肢がある。
(2)ビジネスローンは「スピードと柔軟性」がメリットだが「金利の高さ」というデメリットを理解する必要がある。
(3)AGビジネスサポートには「ビジネスローン」と「カードローン」があり、用途に応じて使い分ける。
(4)審査では決算書の数字だけでなく「現在の事業状況」と「具体的な返済計画」が重視される。
(5)資金使途を明確にし、客観的なデータ(月次試算表など)を添えて事業の将来性を示すことが重要。
(6)税金の滞納や複数社への同時申込は審査で致命的なマイナス評価となる。
(7)ビジネスローンは「つなぎ資金」と割り切り、財務が改善したら銀行融資への借り換えを目指すのが賢い使い方。
11.次のアクションプラン
この記事を読んで「自社も可能性があるかもしれない」と感じた経営者の方は以下の3つのアクションに取り掛かりましょう。
(1)自社の資金繰り表を確認し「本当に今、いくら必要か」を明確にする。
(2)公式サイトで「5秒診断」を試し、借入の可能性を簡易的にチェックする。
(3)必要書類(決算書2期分、直近の試算表、確定申告書など)を提出できるよう準備する。
【ご確認いただきたい事項】
本記事で解説した内容は、中小企業の経営者の皆様の資金調達に関する理解を深めていただくための一助として、私の経験と公開情報に基づき執筆したものです。記事内で引用・参照した金融商品の情報は、各金融機関及び自治体、企業等の公式ウェブサイトを基にしておりますが、金利や手数料、審査基準などの諸条件は将来変更される可能性がございます。つきましては、本記事をあくまで参考情報としてご活用いただき、実際にお申し込みをご検討される際には、必ずご自身で金融機関及び自治体、企業等の公式ウェブサイトにて最新かつ正確な情報をご確認の上、最終的なご判断をされますよう、お願い申し上げます。
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