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【元銀行員が最後の処方箋を伝授】赤字決算・債務超過で「もうダメだ…」と絶望する社長が取るべき次の一手

「ゼロゼロ融資の返済が始まったが、とても払えない…」
「銀行に追加融資を断られ、もう打つ手がない…」
「2期連続の赤字で債務超過。誰にも相談できず、夜も眠れない…」

社長、今、一人でそんな絶望的な想いを抱え込んでいませんか?
金策に走り回り、憔悴しきった経営者の姿を、私はこれまで何度も見てきました。
その苦しみ、痛いほどよくわかります。

しかし、ここで思考を停止し、間違った選択をしてしまうことだけは絶対に避けてください。

この記事では、きれいごとを言うつもりはありません。
厳しい現実を踏まえた上で、あなたが今、本当に何をすべきか、そして絶対に何をしてはいけないのかを、私の経験のすべてを懸けてお話しします。

この記事を読めば、あなたはパニック状態から抜け出し、冷静に次の一手を考え、会社を救うための道筋を見つけ出すことができるはずです。

1.まずは深呼吸を。絶望的な状況で「絶対にやってはいけない」2つのこと

追い詰められると、人は正常な判断ができなくなります。しかし、以下の2つの行動だけは、あなたの会社の未来を完全に閉ざしてしまう「最悪の一手」だと覚えておいてください。

(1)最悪の選択:銀行に連絡せず、返済を止める(黙って延滞する)

「どうせ払えないんだから、連絡しても仕方ない…」この気持ちはわかります。しかし、銀行員にとって最も困り、最も心証を悪くするのが「連絡なき延滞」です。

元銀行員だから話せますが、我々は「何かトラブルがあったのか?」「経営者は事業を放棄したのか?」と考え、一気に警戒レベルを引き上げます。
こうなると、信頼関係は完全に崩壊。
その後の借換やリスケジュール(条件変更)といった、あらゆる交渉のテーブルにすら着けなくなります。
どんなに苦しくても、返済期日が来る前に、必ず一本電話を入れる。これが最低限のルールです。

(2) 甘い罠:安易な高金利業者や怪しいFAXに手を出す

資金繰りが厳しい時ほど、「審査なし!即日融資!」といった甘い言葉が魅力的に見えてしまいます。
しかし、これは地獄への入り口です。
法外な金利のビジネスローンや偽装ファクタリングに手を出したが最後、売上がすべて利息の支払いに消え、あっという間に資金繰りはさらに悪化します。
私が知る限り、これらの「甘い罠」に手を出して再起できた経営者を見たことがありません。
それは解決策ではなく、破滅へのカウントダウン開始の号砲です。

2.【元銀行員が本音で語る】なぜ今こそ銀行に正直に話すべきなのか

「銀行に相談したら、怒られるだけだ…」そう思っていませんか?その恐怖心は当然です。
しかし、会社の延命、そして再生への道は、メインバンクへの正直な相談からしか始まりません。
銀行員の本音を言えば、「隠されること」が一番怖いのです。会社の本当の状況が分からなければ、我々も助けようがありません。
逆に、たとえ赤字や債務超過であっても、社長自らが会社の窮状を正直に話し、再建への意志を示してくれれば、「何とかして支えられないか」と考えるのが担当者の心情です。

相談が早ければ早いほど、
(1)返済額を一時的に減額する「リスケジュール」
(2)複数の借入を一本化し、月々の返済を軽減する「借換」
(3)新たな経営改善計画を策定し、追加融資を目指す
といった「打てる手」は多く残されています。
手遅れになる前に、勇気を出して相談してください。

3.融資の明暗を分けた!窮地からの生還と転落のリアル事例

私が実際に見てきた、厳しい状況からの事例を3つご紹介します。
何がその後の運命を分けたのか、ご自身の状況と照らし合わせてみてください。

成功事例①:正直な相談で借換に成功した洋食店A社(年商4,000万円)
状況 ゼロゼロ融資の返済が始まり、資金繰りが一気に悪化。2期連続の赤字決算
融資希望額 既存借入の借換+運転資金300万円
結果 信用保証協会の「伴走支援型特別保証」を活用し、借換と追加融資300万円に成功
評価されたポイント 返済が苦しくなった初期段階で試算表と資金繰り表を持参し、正直にメインバンクに相談したこと。「客足は戻りつつあるが、光熱費の高騰が利益を圧迫している」と具体的な数字で窮状を説明。その誠実な姿勢と再建意欲を銀行が評価し、保証協会と連携して支援策を組み立ててくれました。
成功事例②:公的機関を活用し再生した部品メーカーB社(年商1.2億円)
状況 主要取引先の倒産で多額の不良債権が発生し、債務超過に。複数の銀行からの借入返済も困難に。
取組 メインバンクに相談したところ、「中小企業活性化協議会」の活用を提案される。
結果 協議会が間に入り、全取引金融機関との調整を実施。リスケジュールと経営改善計画が成立。返済額を大幅に軽減・事業を継続し、再起の道を歩んでいる。
評価されたポイント  経営者自身が「もうダメだ」と匙を投げるのではなく、専門家のアドバイスを素直に聞き入れ実現可能性の高い事業計画書を策定したこと。私的整理の道を選び、全金融機関に誠実に対応した姿勢が、再生への扉を開きました。
失敗事例:安易なファクタリングで泥沼化した内装工事業C社(年商8,000万円)
状況 ゼロゼロ融資の返済に加え、材料費高騰で資金繰りが悪化。銀行に相談するのが怖かった。
融資希望額 ネットで見つけた「即日現金化!」というファクタリング業者に、売掛債権を売却。
結果 高額な手数料(年利換算で100%超)を引かれ、手元に残った現金はわずか。翌月以降、売上入金がなくなったことで資金繰りはさらに悪化。別の高金利業者にも手を出し、最終的に事業継続を断念。
問題視されたポイント 正規の金融機関に相談するという王道を避け、安易で危険な道に逃げてしまったこと。目先の現金に飛びついた結果、会社の未来そのものを失ってしまいました。

4.【実践】今すぐやるべきこと、やってはいけないことのチェックリスト

パニックにならず、まずは現状を整理しましょう。銀行に相談に行く前に、以下の準備をしてください。

(1) 銀行相談前「心の準備・物理的準備」チェックリスト
チェック項目 内容
□1. 腹を括る 厳しい指摘を受ける覚悟はできているか?言い訳ではなく、会社の未来の話をしに行くと決意したか?
□2. 資料を揃える 直近2期分の決算書、最新の試算表、今後最低6ヶ月分の資金繰り表を準備したか?
□3. 現状を数字で語る 「なぜ苦しいのか」を感覚ではなく、売上減、原価高騰、経費増など、具体的な数字で説明できるか?
□4. 改善策の骨子を持つ 「どうやって立て直すのか」という改善策(経費削減、新販路開拓など)の案を自分なりに持っているか?
□5. まずは電話一本 訪問の前に「ご相談したい件があります」と担当者にアポイントを取ったか?
(2)命取りになる「甘い罠」の具体的な見抜き方

藁にもすがりたい時、詐欺師はそこにつけ込んできます。以下の手口を知っておくだけで、最悪の事態は防げます。

【Q&A】これは大丈夫?危険な資金調達の見分け方

Q1. 「審査なし」「誰でもOK」という広告は信じていい?

A1.絶対に信じてはいけません。まともな金融機関は必ず審査をします。審査がないのは、返済できなくなっても法外な手段で回収する自信がある闇金の典型的な手口です。

Q2. FAXで「3,000万円の融資枠が取れました!」と来たけど…

A2.100%詐欺です。あなたの会社の財務状況も知らずに融資枠が決まることはあり得ません。これは、後述する「融資保証金詐欺」への入り口です。すぐにそのFAXは破り捨ててください。

Q3. 「融資の前に、保証料として30万円を振り込んでください」と言われた。

A3.典型的な「融資保証金詐欺」です。お金を振り込んだ瞬間、相手と連絡が取れなくなり、融資は実行されません。正規の金融機関が、融資実行前に保証料や手数料の振込を要求することは絶対にありません。

怪しいと思ったら、必ず金融庁の「登録貸金業者情報検索サービス」で、その業者が正規の登録業者かを確認してください。
登録がなければ、それは違法業者です。

5.まとめ:絶望の淵からでも、誠実さで道は拓ける

最後に、この記事の要点をまとめます。苦しい今だからこそ、この鉄則を胸に刻んでください。

(1)絶望的な状況で最もやってはいけないのは「黙って返済を止める」ことと「安易な高金利業者に手を出す」こと。
(2)再生への道は、メインバンクへの正直な相談からしか始まらない。早いほど打てる手は多い。
(3)銀行へは、具体的な数字(試算表・資金繰り表)と再建への意志を持って相談に行くこと。
(4)「審査なし」「保証料先払い」といった甘い言葉は100%詐欺。絶対に相手にしない。
(5)一人で抱え込まず、公的機関(中小企業活性化協議会など)の力も積極的に頼るべき。
(6)どんなに厳しい状況でも、経営者としての「誠実さ」が、金融機関の信頼を繋ぎ止める最後の命綱となる。

6.さあ、次の一歩へ!今すぐやるべき3つのアクションプラン

この記事を読み終えた今、あなたはもう一人ではありません。絶望している暇はありません。すぐに行動を始めましょう。

(1)最新の試算表と、最低6ヶ月分の資金繰り表を作成する。
まずは自社の現状を客観的な数字で把握すること。これが全てのスタートラインです。苦手であれば、顧問税理士にすぐに依頼してください。

(2)メインバンクの担当者に電話をかけ、相談のアポイントを取る。
「資金繰りの件でご相談したいことがあります」と、勇気を出して電話してください。この一本の電話が、未来を変える第一歩になります。

(3)「中小企業活性化協議会」のウェブサイトを調べる。
自社の状況が深刻だと感じるなら、こうした公的な相談窓口があることを知っておくだけでも心の支えになります。
お住まいの都道府県の協議会を検索してみてください。

社長、あなたの肩にかかる重圧は計り知れません。しかし、諦めたらそこで試合終了です。
誠実に向き合えば、必ず道は拓けます。



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