各信用保証協会
一般に、中小企業が銀行などの市中金融機関から融資を受けようとする場合、その成長性や経営のリスクが大企業に比べて大きいため、融資を得ることができなかったり、調達できる額や条件において不利になったりすることが多いです。それを解消し、中小企業がスムーズに資金を調達できるよう、信用保証協会は中小企業の委託に基づき金融機関に対して信用保証(保証承諾)を行います。これは、大企業と比べ資金調達上の不利性を持つ中小企業の信用力を補完し、中小企業と金融機関との架け橋になることで、中小企業の資金調達の円滑化を図るものです。信用保証協会の信用保証に基づき金融機関は中小企業に融資を行い、信用保証協会は信用保証の対価として信用保証料を借り手の事業者から得ます。
事業者が何らかの理由で返済が困難になった場合、信用保証協会は金融機関に対して代位弁済を行います。これにより協会は求償権を取得し事業者から債権回収を図りますが、倒産した場合の未回収分については不良債権となり、貸し手の銀行ではなく保証人の協会が損失を被ることになります。
なお、信用保証協会は各都道府県に1協会ずつ存在するほか、横浜市、川崎市、名古屋市、岐阜市にはその市を対象範囲とする信用保証協会が存在し、全国で51の信用保証協会があります。
【都道府県別信用保証協会】
【北海道・東北地方】 北海道| 青森県| 岩手県| 宮城県| 秋田県|山形県|福島県
【関東地方】 茨城県| 栃木県| 群馬県| 埼玉県| 千葉県|東京都| 神奈川県
【甲信越・北陸地方】 新潟県| 富山県| 石川県| 福井県|山梨県| 長野県
【近畿地方】 滋賀県| 京都府|大阪府| 兵庫県| 奈良県|和歌山県
【九州・沖縄地方】 福岡県|佐賀県| 長崎県| 熊本県|大分県| 宮崎県| 鹿児島県| 沖縄県|
【市別信用保証協会】